貯金は減らないは嘘?資産運用をしなくてはならない本当の理由
貯金はリスクがないと思っている人って結構多くいると思います。安全、安心、老後のためといって、会社の給料を思考停止で貯金してる人のことです。
でも、貯金もインフレというリスクがあります。
そして、このインフレは必ず起きます。絶対に貯金は損をする仕組みになっているのです。
じゃあ、どうすればいいのか?これはインフレに強い資産(株式、外貨、投資信託など)をもつことです。
そもそもインフレとは物価が上昇することです。
100円だったジュースが110円になっている。
好きだったポテトチップの量が減ったのに値段が安くならない。
これらはインフレのちょっとした例です。
もっと分かりやすい例でディズニーランドがあります。2020年にディズニーランドの入園料が7400円から8200円に変わりました。でも、1983年の開園した当初は入園料が3900円だったのです。これは今の若い人たちは知らないことですよね。私も当然のごとくディズニーにお金を支払ってきましたが、これを知ってなんか少し損した気持ちになりました笑
つまり、何が言いたいのかと言いますと、現金の価値って変わらない様に見えて、実は時代とともに変わっているよってことです。それも、価値があがればいいのですが、下がっているのです。今貯金が100万円あっても、10年後にその価値はだいぶ少なくなっているしれません。
じゃあ、なぜインフレは起きてしまうのでしょうか。皆さんはインフレを悪だと思いますか?
確かに物の値段が上がれば生活が苦しくなるように思います。でも、日銀と政府は共同で年2%のインフレを目標にすることを設定しています。
国民を見捨てる気か!って思う人もいるかもしれません。でも、適度なインフレは経済を成長させると考えられており、そのために政府もインフレを目指しています。
では、インフレが起こるとどう経済を成長させるのでしょうか。
物が高くなっていくなら皆さん安いうちに買っておきたいですよね?これが購買意欲になり経済を回します。
また、物価が上昇するなら給料も上がり、給料が増えれば何か買いたくなりますよね?これも購買意欲になり経済を回します。
つまり、インフレによって人々の消費が促進され、経済が活発になるのです。
皆さんはお分かりのとおりデフレになると物の価値は下がりますが、賃金も伸び悩むため、貯金をする人が増えるため経済が落ち込んでしまいます。
じゃあ、今貯金しているお金は将来的にどれほど価値が下がると考えられているのでしょう?
仮に年2%のインフレが実現できたとします。
1年後、100円で買えた物が102円になります。
5年後、110円になります。100×1.02^5
10年後、121円になります。100×1.02^10
25年後、164円になります。100×1.02^25
35年後、200円になります。100×1.02^35
つまり、35年後に100円玉の価値は50円になるのです。100万円の貯金は50万円になります。
あくまで、インフレが実現できたらの話ですが。
え、でも、銀行の金利があるから預けていればお金増えるんじゃないのって考えている人は流石にいないと思いますが、今の日本の銀行の金利はだいたい0.001%程度でほとんど増えません。
2%>>0.001%です。
じゃあ、貯金はくそだ、貯金は悪だって思う人もいるかもしれませんが、もちろん近々使う予定があるお金や、病気などのもしもの時に備える貯金は重要だと思います。
つまり、余剰に余らせた暫く使わない資金をどうするかです。
貯金以外にも、株式、外貨、投資信託といった使い方もあるよってことです。
株式、外貨、投資信託はインフレに強い資産だと言われています。何か一つ始めるならもっともリスクが小さく、そこそこの利益が出せそうな投資信託がお勧めだと思います。でも、証券会社の人たちの言いなりになって投資信託をするのは禁物です!
この辺の詳しい話はまた出来たらと思います。
まとめると、貯金もインフレというリスクがあるよってことです。
それでも、株式などの勉強が面倒くさいから、全部貯金がしたいと思う方はそれでもいいと思います!
どう生きるか、何を幸せだと思うかは人それぞれだと思います!でも、もしこの記事が誰かに少しでも役立ったのなら幸いです!